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外壁タイルのメンテナンス

お役立ちブログ 2020.10.19 (Mon) 更新

こんにちは!(^^)!

朝霞市を中心に外壁・屋根を行っております色武です。

 

近年では、メンテナンスフリーの外壁材としてタイルが選ばれているのをご存知でしょうか。
確かに、タイルは他の外壁材と比べてメンテナンスを必要とする回数は少ないですが、一切メンテナンスをする必要が無い、という訳ではありません。
今回は、そんなタイルの外壁のメンテナンスについて紹介します。

 

外壁は常に外気にさらされているため、排気ガスや風雨によって汚れていってしまいます。
これはタイルにも言えることで、大きく3種類の汚れがついてしまうことが多いです。

1つ目の有機物付着の汚れは、雨水と一緒に埃や排気ガスが流れて乾いた後に汚れになったものです。
この汚れは、中性洗剤などを使って落とすのが効果的ですが、再発する可能性があるのを注意しましょう。

 

2つ目の炭酸カルシウム付着の汚れは、タイルの下地や目地に使われているコンクリートやモルタルが固まるときに出てくる成分が表面に染み出てタイル面に付着したものです。
白華現象(エフロレッセンス)と呼ばれるものです。
希塩酸による水洗いが効果的です。洗い終わった後はしっかりと水で洗い流しましょう。

 

3つ目の虹色に見える汚れは、大気中やセメントなどから出てくる炭酸塩、硫酸塩、けい酸などがタイル表面に付着にて油膜を形成することによってできます。
平らで表面がつるつるしているものに起きやすいです。
ナイロンたわしと酸性洗剤やフッ酸系の溶剤を使って除去することもあります。

 

以上、タイル自体が汚れ落としなどのメンテナンスで十分なのですが、

タイル同士のつなぎ目部分「目地」はどうしても経年劣化が生じてしまいます。

目地の劣化を放置しておくとタイルの落下などにつながり大変危険ですので、この目地部分だけはしっかりとメンテナンスを行うことが重要です。

この目地の補修やコーキングの打ち直しは7~10年が目安となっていますのでご注意ください。