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粘土系の屋根材の特徴って?

お役立ちブログ 2020.09.29 (Tue) 更新

こんにちは(*^_^*)

朝霞市を中心とした外壁・屋根塗装の会社、色武です。

今回も屋根素材シリーズです。

 

タイトルにある粘土系の屋根材とは、日本では主に瓦屋根のことです。

瓦屋根は耐久性に非常に優れているので50年以上もつ利点があり、他の材料の追従を許しません。

 

一方、瓦屋根は費用が比較的高額です(>_<)

大手住宅メーカーや不動産デベロッパーが造る住宅には特別に注文しない限り使われません。

 

瓦屋根などの粘土系の屋根材が金属系やスレート系の材料に比べて特徴的なのが優れた性能です。

瓦屋根は一度きちんとした工法で施工すれば、

ほとんどンテナンスすること無に性能を維持できます(^_^)/

 

金属系やスレート系の材料は最低でも20年に一度は塗料の塗り替えが必要になりますが、

瓦屋根には塗り替えの必要がありません

 

また、瓦屋根の中でもいぶし瓦初期の美しさよりも、数十年経た後の美しさの方が優れています

他の材料が施工当初から一方的に劣化して美観が損ねてくるのとは対照的です。

年輪を経たいぶし瓦は黒光りして威厳を保ちます。

 

瓦の特徴は優れた耐火性能や一定の防音性能及び遮音性能にもあります。

しかもこれらの性能が時間と共に低下することはありません。

 

ここまで、パーフェクトに見える瓦屋根ですが、弱点もあります。

それは、地震に対して不利に働くことです。

 

材料の重さが比較的重いために、地震時に建物本体に強い地震荷重を与えてしまいます。

その対策としては、建築当初より建物の構造を丈夫に造っておくことが必要です。

構造体をしっかりと造っておけば大きな地震に対しても十分に耐えることができます。

 

弱い地盤に建つ建物は瓦屋根は避けた方が良いと言えるでしょう。

地盤が弱いと瓦の重さが地震時に負担となり、建物に被害を与える場合があります。

建物の構造を丈夫に造っても、瓦の重さの影響から逃れるのは難しくなります。

 

もう一つの弱点、価格面ですが、

数十年に一度の塗装替えは経済的にかなりの負担となるので、

塗装替えを行なくても良い瓦屋根は経済的にも得と言えますのでこれは弱点ではないかもしれないですね(^^♪

 

瓦屋根は建物に品格を与えてくれます。

どっしりとした質感の瓦がのる家は、圧倒的な存在感があります。

 

家は住む人の品格を外部へ表現する手段でもあります。

瓦屋根を始めとする粘土系の材料は使っただけの効果をもたらしてくれますので

これからお家を建てる方は考えてみてはいかがでしょうか(^_-)-☆